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医療事務へ転職する時におさえておきたいポイントとは?

介護職員初任者研修

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これから医療事務へ転職を考えている皆様へ。医療業界においては2年に1回の診療報酬改定があり、診療報酬点数の計算や請求業務が複雑になっています。医療事務は請求業務を行うスペシャリストであり、様々な民間資格があります。
この記事では、これから医療事務へ転職を考える方にとって、知っておくべきポイントについてご紹介しますので、ぜひご一読ください。

スーツを着た女性

1.医療事務の資格を取得することは転職に有利か

医療事務は無資格でも働くことができますが、なぜ資格を取る方が多いのでしょうか。
ここでは、資格の有無が転職するにあたって有利となる理由について説明します。

診療報酬の計算・請求業務は専門知識が要求される

医療事務は、診療報酬の請求業務を担うことになります。診療報酬点数は検査や治療内容など医療機関で行われる行為に定められており、請求業務には専門的な知識が要求されます。
また、請求内容に不備があった場合などは、医師や技師等に対して点数の確認などをしなければいけません。未経験の方が、現場で1から学んでいくことは可能ですが、かなりの苦労を強いられるでしょう。医療事務の資格を取得する過程では、法規や医療の知識、請求業務に関する内容を学習できるため、事前に勉強してから就職すると良いでしょう。

資格の取得は自分の能力を示すこと

医療事務には専門的な知識が求められますので、医療事務の資格を取得していることで自身の能力を第三者(面接官)に伝えることができます。働くうえで資格の取得は必須ではありませんが、自身の能力を客観的に示すことができます。企業側としても、応募者の能力が担保されていることで、安心して採用できるのではないでしょうか。

2.医療事務で転職する際の志望動機

面接においては資格の有無だけで採用が決まるわけではなく、応募者の熱意や誠実さなども選考基準になります。ここでは、面接に臨むにあたって伝えておきたい志望動機について説明します。

志望動機は明確に、経験談は簡潔に

志望動機を記載または述べるうえで重要なことは、自分が就職することによって相手側にどんなメリットがあるかということです。「自分の住み慣れた町だから」、「母が医療事務をしていたから」などという動機では少し弱いでしょう。
また、自分の今までの経験や思いだけを長々と語ることも控えたほうがいいでしょう。それはあくまで志望した「きっかけ」であり、そこの医療機関を選んだ理由にはなりません。なぜここの医療機関を選んだのか、自分はどう働きたいのかを簡潔に説明することが重要です。

医療機関の特色を理解しておく

医療事務の職場は、地域の中核となる大病院から町の開業医など様々です。入院病床がある病院などでは外来から入院へとつながるケースも多く、業務も複雑化します。また、医療事務の仕事は診療報酬の請求業務だけでなく、受付や電話対応など多くの仕事があります。「入院した方が安心して治療に専念できるようにサポートしたい」「気持ち良く通院できるように笑顔で対応したい」「受付業務を通じて明るい雰囲気を提供したい」など、その病院の特色を知ったうえで自分の志望動機を述べることができると、採用側も安心できるでしょう。

具体的な志望動機の例

経験談は極力控えて、かつ医療機関の特色を捉えて志望動機を組み立てることは、難しいと感じる方もいるでしょう。ここでは伝えておきたい重要なポイントをおさえたうえで、具体的な志望動機の例を挙げてみます。

  • なぜこの職場を選んだのか
  • 自分にはどんな能力があるのか
  • 入社してからどう働きたいのか
  • 自分を採用するとどんなメリットがあるのか

例)町の眼科クリニックの場合

「わたしは幼い頃に貴院でお世話になったことがあります。ここの受付の方々はみなさん笑顔で患者様を迎えていて、わたしも地域の方が安心して通院できるよう、正確な業務と精一杯の笑顔で頑張りたいと思っています。医療事務の仕事内容を把握し、就業後の仕事に活かすため、医療事務の資格を取得いたしました。」

3.医療事務で転職する際の面接で質問されること

前項では志望動機のポイントについて述べましたが、面接は自身が一方的に話す場ではありません。相手側の質問に的確に答えられることも、重要な選考基準になります。ここでは、面接でよく質問される内容について説明します。

医療事務として必要な接遇

医療事務に求められる能力は、請求業務に関する知識だけではありません。デスクワークが中心の業務ですが、電話対応や受付業務など接遇に関する能力も求められます。
例として「患者様が無理な要求をしてきた場合にどう対応するか?」「電話している内容が自分で判断できない場合にはどうするか?」など、実際の現場を想定した質問をされることもあるでしょう。わからないことは正直に答える、迷った時は誰かに質問するなど、社会人として必要な対応能力に関して確認されます。

これまでの職歴やスキル

選考の際に、過去に医療事務の経験がある人が有利かといわれると、一概にそうではありません。同じ医療分野でも、病院と歯科医院では業務内容も異なります。また、職場を転々としている方の場合は「うちもすぐに辞めてしまうのでは?」と不安に思われることもあります。
医療事務の経験がない方でも、地域ボランティアに携わっていた方や、介護経験を通じて高齢者への対応を理解していた方は、経歴がアピールポイントになります。また、請求業務でパソコンを使用するだけでなく、最近ではパソコンやスマートフォンからも予約できるシステムが普及し、パソコンを使用する業務が多くなっていますので、パソコンスキルもアピールポイントになります。

4.医療事務で転職するメリット・デメリット

ここでは医療事務に転職するメリットとデメリットについて説明します。

医療事務の転職のメリット

医療事務の職場である医療機関は、町の中心となる病院からクリニックまで幅広くあるため、安定して働き続けることができるでしょう。また、家族の都合で引っ越しをする場合でも、全国に医療機関があるため、職探しに有利であるといえるでしょう。

医療事務の転職のデメリット

医療機関にはいろいろな診療科があります。医療事務を経験しても、違う診療科の病院に転職した場合や診療報酬の詳細やシステムの違いなどで効率的に業務を行えないことがあります。

5.まとめ

本記事では、医療事務に転職をするにあたっておさえておきたいポイントについて説明しました。医療事務の資格は通信講座で取得することができ、チャレンジしやすい資格です。転職の際には、資格を取得し、本記事でご紹介したポイントをおさえたうえで、仕事に対する熱意を伝えるようにしてください。
本記事が参考になった方は、ぜひシェアをお願いします。

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