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保険請求事務技能検定試験とは

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医療事務の資格に「保険請求事務技能検定試験(歯科)」があります。
今回の記事では、試験の詳細な情報と、資格のメリット等をご紹介します。歯科医院の医療事務に興味のある方、歯科医院の医療事務で働きたい方の参考になれば幸いです。

試験

1.保険請求事務技能検定試験とは

日本医療事務協会が行う検定試験であり、同団体で、この資格に向けた歯科医療事務講座を開講しています。

保険請求事務技能検定試験(歯科)とは
主催団体 日本医療事務協会
特徴 ・1975年に創立された歴史ある団体が主催している。
・医療事務専攻の学校で採用され、学生が受験している。
・歯科医療事務の資格保有者として認められるため、履歴書の資格欄に記載することが可能。
・合格率が高い。
・通学、通信講座が開講している。
・通信講座受講者は、自宅で受験できる。
・講座受講者は、1年間何度でも授業を受けられる「合格保証制度」を利用できる。
受験資格 ・日本医療事務協会が認定する歯科医療事務講座を修了した者(通学・通信)
・受験申請のあった高校、専門学校、短期大学、大学等
・受験申請のあった一般受験申込み者
受験科目 学科試験および実技試験
受験内容 学科:保険制度、診療報酬、歯の基礎知識、歯科特有の疾患や治療、医療用語などの知識
実技:診療報酬明細書(レセプト)作成
※診療報酬点数表などの資料を持ち込むことが可能
受験料 7,000 円(税抜)
試験日 会場試験:年6回(奇数月の第1日曜日)
通信講座受講者:毎月第4土曜日(自宅受験)
試験時間 2時間
試験会場 開催月によって異なります
詳細は日本医療事務協会へお問い合わせください
合格の基準 公開されていません
講座の受講者は合格率約96%(2017年の実績)
合格発表 試験日の約2週間後
申込方法 日本医療事務協会から受験申請書を入手し、試験日の10日前までに協会宛てに提出する。

しかし、歯科の事務では、歯科特有の疾患や治療、検査などがあり、医科と異なる点があります。したがって、歯科で医療事務を行うためには、このような歯科専門の資格を取得しておくと良いでしょう。

2.保険請求事務技能検定試験を取得するメリット

保険請求事務技能検定試験の資格を取得するメリット
・保険請求事務の専門家として活躍できる
医療事務の仕事には様々な仕事がありますが、その中でも保険請求業務は専門性が高い業務です。関連法規に従った正しい診療報酬請求が必要となります。診療報酬を算定する業務では、様々な知識が必要となり、定期的にある診療報酬改定に対応しなければなりません。

・働き口に困らない
2017年のデータでは、国内に歯科医院は約7万ヵ所あります。歯科医院は全国にあり、求人数も多いため、就職には有利と言えるでしょう。

・景気に左右されない
一般的な景気に左右されず、市場に需要があるので、安定している業種と言えます。

・ライフスタイルに合った仕事ができる
歯科は日勤帯の仕事が多く、勤務時間が安定しています。
また、パートでの求人も多いので、ライフスタイルに合った勤務形態を選ぶことができます。

・日常生活にも役に立つ知識を得られる
医療や保険の知識は、日常生活を送る上でも役立ちます。ご家族の健康管理などにも知識を活用することができるでしょう。

3.保険請求事務技能検定試験の試験問題

①学科

・医療保険制度

健康保険の制度、後期高齢者医療制度など、各種医療保険制度に関する知識

・診療報酬

診療報酬に関する知識
具体例としては、初診料、再診料、管理料、投薬・注射、X線検査、処置・手術、麻酔、歯冠修復・欠損補綴 などが挙げられます。

・薬価

歯科で処方される薬剤に関する薬価についての知識

・材料等

歯科で使用される材料についての知識
具体例としては、アマルガム、アルギン酸塩印象材、金銀パラジウム合金、硬質レジン、仮封材、グラスアイオノマーセメント、コンポジットレジン、セラミック、プレシャスメタル、ユージノールセメント、ワックスなどが挙げられます。

・医療用語

歯科で使われる専門用語についての知識
具体例としては、アパタイト(ハイドロキシアパタイト)、アンレー、イリゲーション、インプラント、インレー、カリエス、コア、叢生、タータ、ティッシュコンディショニング、テンポラリークラウン、バイト、ファセット、フィステル、覆罩、フルデンチャー、プロービング、ペリオ、ポストなどが挙げられます。

②実技

・診療報酬明細書(レセプト)作成など

健康保険を使用した治療の場合、診療点数を基に診療報酬明細書(レセプト)を作成して、支払基金等に医療費の請求を行います。診療点数は、診察の種類、投薬、検査、処置など、実施する医療行為等に対して、それぞれ定められています。カルテを見ながら、実際に行われた処置、検査、投薬などに従ってレセプトを完成させます。

・基本診療料、医学管理などに関する知識

歯科初診料、再診料、各種加算、指導料や管理料などについて知っておく必要があります。

・傷病名、略語の知識

カルテには略語を使って記載されていることがあるので、略語の知識も必要です。
具体例としては、P:歯周病、GA:歯肉膿瘍、MT:欠損歯、急化Per:急性化膿性根尖性歯周炎などが挙げられます。

・薬品名、薬価などの知識

歯科で使用される主な薬剤、薬価などについてまとめておきましょう。

・検査、画像診断、処置、歯冠修復などに関する用語に関する知識

具体例としては、う蝕、麻抜、RCF、維持管(補管)、単imp、P処、スケーリングなどが挙げられます。

レセプト問題では多くの略語などが登場しますが、すべてを暗記する必要はありません。試験時は資料を持ち込むことができますので、すぐ探せるように練習しておきましょう。ただし実務時は、暗記しておいた方がスムーズに業務を行うことができます。

4.まとめ

今回は保険請求事務技能検定試験についてご紹介しました。この資格を取得することで、歯科における医療事務の知識があることを証明できます。医療事務の仕事は、無資格でも可能ですが、資格を取得していることで、就職が有利になるなど様々なメリットがあります。
今回の情報を参考に多くの方が保険請求事務技能検定試験に合格することをお祈りいたします。
参考になった方は、ぜひ記事のシェアをよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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