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医療事務管理士技能認定試験を受ける前に知っておきたい!気になる合格率と難易度は?

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近年、人気のある職業として医療事務が挙げられます。医療事務の活躍する職場は、病院やクリニック、歯科医院など多岐にわたります。
現在、医療事務の資格取得を考えている方にとっては、合格率や難易度が1番気になるところではないでしょうか。本記事では、医療事務の資格の中で「医療事務管理士技能認定試験」について、試験の出題範囲や難易度、合格率などについて説明します。今後、受験を考えている方はぜひ参考にしてください。

試験勉強

目次

1.医療事務管理士技能認定試験の合格率

医療事務管理士技能認定試験とは、技能認定振興協会が実施する資格試験です。受験方法は会場受験とインターネット受験があり、それぞれの試験における特徴と合格率についてご紹介します。

●会場試験での合格基準

◯会場試験とは
この資格試験は、毎年1月3月5月…といったように、奇数月の第4土曜日に指定会場で試験が行われます。試験は医科・歯科のどちらかを選択し、学科試験、実技試験を受ける必要があります。試験時間は学科1時間、実技3時間となっており、医科・歯科ともに共通の問題数と試験時間で行われます。

◯合格基準
気になる合格基準ですが、学科試験、実技試験共に最低ラインが定められており、片方だけ全問正解でも合格できないようになっています。学科試験では10問中7問(70点)以上、実技試験はレセプト点検1問・レセプト作成(外来1問・入院1問)のうち、点検50%、作成50%を得点し、かつ両方の合計が70%以上の得点で合格となります。極端に苦手な範囲がないように、しっかり対策をしておきましょう。
会場試験では、不合格であっても学科試験、実技試験のどちらかが合格ラインに到達していた場合、その先半年間は科目免除となるため、2度目の受験では1科目に集中することができます。

●インターネット試験での合格基準

◯インターネット試験とは
パソコンを使用し、インターネットを経由して試験を受けるため、24時間いつでも受けることができます。仕事の都合や育児や介護のためにまとまった時間の外出が困難な方でも、自分の空いた時間で受験できることがメリットです。出題範囲は会場受験と同じですが、解答方法は択一式となります。
医科はインターネット試験で受験できますが、歯科はインターネット試験を実施していませんのでご注意ください。

◯合格基準
インターネット試験では、合格基準が会場試験と違い、学科試験、実技試験の合計で70%以上得点すると合格となります。

●合格率

技能認定振興協会が公表しているデータによると、2018年7月の試験の合格率は、医科で69.4%歯科で79.3%となっています。医科と歯科では合格基準は同じであるため、合格率はそれぞれの受験者の知識のばらつきによるといえるでしょう。医療事務管理士は受験資格がなく、誰でも受験できるため、知識のばらつきが出ていると考えられます。

2.医療事務管理士技能認定試験の難易度

ここでは、医療事務管理士技能認定試験の難易度について説明します。

●試験内容

試験は学科試験、実技試験の2項目から構成されており、解答時間はそれぞれ1時間・3時間となっています(インターネット試験は合わせて3時間)。学科試験では法規や医学一般、保険請求事務などについての設問、実技試験では診療報酬の点検や診療報酬明細書(レセプト)の作成を行います。また、実技試験の内容として、医科は外来2問・入院1問の出題ですが、歯科は外来3問となります。

●出題範囲

◯法規
医療保険や後期高齢者医療制度など、医療に関する法について出題されます。制度や法律について、しっかりと抑えておきましょう。

◯医学
簡単な解剖学・生理学などをはじめ、傷病の種類などについて出題されます。医療専門職に要求されるような掘り下げた内容ではありませんが、初めて医療を学ぶ方にとっては聞きなれない言葉が多いでしょう。

◯保険請求事務
診療報酬の算定方法やレセプトの作成方法について出題されます。レセプトの作成については実技科目であるため、時間を掛けてしっかりと理解しておくことが大切です。

●難易度

◯試験はテキスト、診療報酬点数表の持ち込みが可
会場試験では、テキスト、診療報酬点数表の持ち込みが許可されており、インターネット試験においても手元のテキスト、診療報酬点数表を確認しながら解答することができます。
しかし、設問ごとに内容を確認すると時間がいくらあっても足りません。事前にしっかりと勉強しておくことは必須です。診療報酬点数をすべて覚えることは難しいので、具体的な数値は診療報酬点数表で確認しますが、調べる時間を短縮できるように準備するとよいでしょう。

◯独学では難しい?合格するためのコツ
勉強を始めるにあたり「どうやって勉強したらいいかわからない…」と悩む方も多いでしょう。医療事務の資格に関しては、通信講座等が多く実施されているため、利用することをおすすめします。通信講座が難しい場合は、参考書等を購入し独学で学習することになりますが、前述している通り専門用語等が出てくるため、未経験の方には解説がないと理解できない部分ができる可能性があります。

3.まとめ

本記事では、医療事務管理士技能認定試験について、出題範囲や合格率、資格取得の難易度などをご紹介しました。
医療事務の仕事は、一般事務とは異なり、2年毎の診療報酬改定により最新の知識が求められます。また、今後も高齢化率上昇から、医療業界での求人は増えると思われますので、ぜひ今のうちから専門資格を取得し、医療事務の道を目指してはいかがでしょうか?
本記事が、読んでいただいた方の資格取得に少しでも貢献できれば幸いです。
もしも記事内容がお役に立ちましたら、シェアをよろしくお願いいたします。

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